カキカキカキオワッタ。

「開かずの扉」というものがある。ご存知だろうか？
モノはいろいろあるが、大抵は摩訶不思議な力によってまったく開かないか、
もしくは「開けるな」と怪しげな字体で書かれた紙が扉に貼ってあったりする。
そして、たいていの場合において、これらの扉は力学的、あるいは精神的な抵抗によって、
半ば無理やりこじ開けられてしまうわけだが、開けて幸福がおとずれる例は多いとは言えない。
つまるところ、「開かずの扉」とは基本的に「開けないほうがいい扉」なのだが、
どうも世の中の人々はそれをそっとしておくことができずにばかばか開けてしまうようである。
「開けるな」といわれると開けたくなってしまう。それが人間の心理なのかもしれない。
もちろん人間だけではない。ジンやジーニーだって同じことである。
気まぐれなジンのほうがもしかするとその傾向はよりいっそう強いのかもしれない。
もちろん扉だけではない。
「押すな」といわれたボタンは押さずにはいられないであろう。
「触るな」といわれたお札は触らずにはいられないであろう。
「混ぜるな」といわれた薬は混ぜずにはいられないであろう。
「食べるな」といわれた他人のおやつは食べずにはいられないであろう。
それでは「鳴らすな」といわれた鈴は……。

『誰がために鈴はなる』より

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特にのっける物がなかったのでキャラバンフォルダを漁っていたら出てきました。
キャラバンの前身企画において、
鈴屋さんだったダニル＠子清さんと絡むべく書きはじめたけれど、
結局書き終わることなく埋もれてしまった悲しい一品です。
書けるものは書けるうちに。出せるものは出せるうちに。
さもなくば後悔するぜ！　という自戒の念も込めて晒しておこうと思います。
書物商人なダニルさんとも絡みたい所存！

さて、カキカキ書き担当の皆様お疲れ様でした！
納得のいくものが出来上がりましたでしょうか？
私は誤字脱字口調がとんでもなく、
担当の方から赤ペン先生のような丁寧な修正依頼を即日頂きまして、
ディスプレイにぺこぺこ頭を下げながら修正したのでした。
綺麗な話かといわれるとそうでもなく、
面白い話かといわれると自信もないですが、
私らしいものが書けたんじゃないでしょうか。
と思っています。
どの場面にどんな挿絵を入れていただけるのか今から楽しみです。
そういえば挿絵でどの場面を描くか悩みに悩んでいた方がいらっしゃいましたが、
挿絵枚数に制限はあ　り　ま　せ　ん。
描きたい場面を描けるだけ描いちゃえばいいと思います（文字担当のみの無責任発言）。

ショールお疲れ様でした！
バラバラも素敵だったけれどまたひとつにまとまるとこれまた素敵！
皆さんの個性が光ってますね。

投稿掲示板の二人が愛らしいわ……！
ヌール＆アルファルドさんに続いて魂の兄弟を見た気がしました。

そういえば今年の目標を提示しておりませんでした。
今年も毎夜投稿板には顔を出すこと！
いろんなキャラ様と絡むこと！
いろんな中の人様とコラボしてみたい！
です。今年もcaravanめいっぱい楽しめますように。